秋から冬にかけて多い設備トラブルとその予防法
朝晩が冷え込む季節になりましたね!株式会社大介の押見です。
賃貸物件では「設備トラブル」のご相談がぐっと増えます。
特に秋から冬にかけては、気温や湿度の変化によって普段は気づかない設備の不具合が表面化しやすい時期です。今回は、よくあるトラブルとその予防法をご紹介します。
1. 給湯器の不調・お湯が出ない
もっとも多いのが、給湯器のトラブルです。寒くなると使用頻度が一気に上がるため、故障や不点火が起きやすくなります。
予防法
- 使用前に「お湯の温度が安定しているか」をチェック
- 給湯器の周囲に落ち葉やほこりが溜まっていないか確認
- 10年以上使用している場合は、早めの点検や交換を検討
特に、長期間お湯を使っていなかったお部屋では、ガスの供給や配管内の空気混入が原因のケースもあります。
2. 結露・カビの発生
外気と室内の温度差が大きくなる冬場は、窓まわりや押入れの壁に結露が発生しやすくなります。放っておくとカビやクロスの剥がれにつながることも。
予防法
- 定期的に換気を行う(1日10分×2回が理想)
- 家具を壁から5cm以上離して設置
- 結露が発生したら、こまめに拭き取る
入居者様には「加湿器の使いすぎにも注意」とお伝えすると親切です。
3. 給水・排水トラブル
寒冷地では特に注意したいのが、水道管の凍結です。
予防法
- 氷点下が予想される夜は、水を少しずつ流しっぱなしにしておく
- 屋外蛇口や給湯器の配管に保温材を巻く
- 凍結した場合は、熱湯を直接かけず、自然解凍またはぬるま湯でゆっくり解かす
また、排水口の詰まりも増える時期です。特に年末の掃除や料理で油やゴミを流してしまうと詰まりの原因になるため、注意喚起を。
4. 暖房機器まわりのトラブル
エアコンやストーブのフィルター汚れによる効きの悪さ、異臭、電源トラブルなども多く寄せられます。
予防法
- 冬本番前に試運転をしておく
- フィルターの掃除は2週間に1度が理想
- ブレーカーの確認や電源コードの劣化チェックも忘れずに
まとめ
秋冬の設備トラブルは、ちょっとした「事前チェック」でほとんど防げます。
入居者様に対しては、季節ごとのお知らせメールや掲示板での注意喚起がおすすめ。
管理側としても「冬支度点検」を毎年のルーティンにしておくと、急な対応やクレームを減らすことができます。
今年の冬も安心・快適に過ごせるよう、早めの対策を心がけましょう!




















