管理物件へのお問い合わせの中で、特に心苦しく感じるのが 高齢者の方のお部屋探し です。
オーナー様としては「できるだけ若い方に入居してほしい」というご意向を持たれることも多く、
その結果、せっかくお問い合わせをいただいても お断りせざるを得ない ことがあります。
中には、保証会社の審査を通過しているにもかかわらず、
貸主様の判断で入居を見送るよう依頼されるケースも少なくありません。
また、高齢者の方がお部屋探しをされる理由として多いのが、
建物の老朽化による立ち退き です。
仲介担当者から「お元気で生活されている方です」とお話をいただくこともあり、
私たちもできる限り寄り添いながらサポートしようと努めていますが、
それでも条件に合うお部屋をご紹介できないことが現実としてあります。
民間での入居が難しい場合、県営住宅への申込み を検討される方もいます。
しかし、周辺環境が整った人気の県営住宅は倍率が非常に高く、
中には 100倍近い競争率 になる物件もあります。
さらに、高齢者の方のお部屋探しでは、
緊急連絡先を確保できない という問題もよく見られます。
そのような場合には、民間の緊急連絡先代行サービスや、
法人が連絡先を担ってくれる仕組みを利用していただき、
なんとか受け入れが可能になるケースもあります。
高齢者が安心して暮らせる住まい探しは、今後ますます重要な課題です。
私たちも一人ひとりに寄り添いながら、できる限りお力になりたいと考えています。





















